
今回ご紹介するのは、初夏の風が通り抜ける季節になると恋しくなる、「瑞々しい果実」を使ったシロップとピクルスのレシピ。
慌ただしい日常の手を少しだけ止めて、目の前にある青梅のヘタを一つずつ竹串で取り除いたり、鮮やかなレモンを等間隔にスライスしたり。
ひと手間かかってしまう作業だけれども、だからスーパーで買ってきたものとはちょっと違う。家族にも友人にもついつい振舞ってしまう。
今回は、この季節にぜひ愉しんでいただきたい、2つの特別なシロップのレシピをお届けします。
一つは、コトコトと火を入れて部屋中に甘酸っぱい香りを満たす「濃厚梅シロップ」。
もう一つは、数日かけてじっくりと素材の旨みを引き出していく「オレンジ檸檬ジンジャーシロップ」。
仕込みのプロセスそのものが、自分を労わるご褒美の時間です。
ぜひ、お気に入りのエプロンを締めて、始めてみませんか。
1,梅まで食べれる、1日でできる!梅シロップ(加熱仕込み)

通常、梅シロップは数週間かけてじっくり抽出させますが、
今回は「仕込んだその日から、すぐに濃厚な味わいを楽しめる」
加熱抽出のレシピをご紹介します。
火にかけた瞬間からキッチンに広がる高貴な香りは、
手仕事をした人だけが味わえる特権です。

◆ 材料
青梅(または完熟梅):300g
- はちみつorアガベシロップなど:300g
氷砂糖:100g
水:100ml
(梅:シロップが1:1になるように、氷砂糖はその3/1程度。お水は焦げ付かない程度に適量で大丈夫です。)
◆ 作り方

1.梅の下準備: 梅を丁寧に水洗いし、ふきんでしっかりと水気を拭き取ります。竹串を使い、傷をつけないよう優しくヘタを取り除きます。

2.コトコトと火にかける: 鍋に梅、はちみつやシロップ、水を入れ、極弱火にかけます。全体に火が通ったら、氷砂糖を加えます。
※あくが出てきたらやさしく取り除いてください。何度もさわらず、数回に分けて一気に取り除くと皮がはがれにくくなります。

3.じっくり煮詰める: 煮立たせないよう注意しながら、20〜30分ほど加熱します。梅の皮が柔らかくなり、シロップにとろみがついたら火を止めます。

▲煮沸消毒もしくは、口に入っても安全なアルコール除菌剤で消毒でも。

4.仕上げ: 完全に粗熱が取れたら、清潔な保存容器に移します。

2. ガラス越しに、ゆっくり育てる。オレンジ檸檬ジンジャーシロップ(非加熱仕込み)

こちらは、数日間ガラス容器を覗き込みながら、じわじわと砂糖が溶けていく「変化」を愛おしむシロップです。
レモンの鮮烈な黄色と生姜の心地よい辛みが、夏の疲れた身体にすっと染み渡ります。

◆ 材料
国産レモン:2個
- オレンジ1~2個
生姜:1片(お好みの量で)
- お好きなスパイス(今回はミント、シナモン、クローブ、ローズマリー)適量
氷砂糖:レモンと生姜を合わせた重量と同量
◆ 作り方

スライスする: レモンとオレンジはよく洗い、皮と種を取り、(苦味の原因になります)3〜5mmの薄い輪切りにします。生姜は綺麗に洗って皮ごと薄切り、または千切りにします。

交互に重ねる: 清潔なガラス容器の底に、まず氷砂糖を敷き、その上にレモンとオレンジ、ミントなどを並べます。これを交互に繰り返し、美しい層を作っていきます。一番上は氷砂糖で覆い、最後にシナモンやローズマリーなどのスパイスを乗せます。

育てる時間: 直射日光の当たらない涼しい場所に置き、1日に1〜2回、全体が馴染むように容器を優しく揺すります。3日〜1週間ほど経ち、氷砂糖が完全に溶けたら完成です。

3. 私を整える、夏の特別な時間

仕上がったシロップは、冷たい炭酸水やトニックウォーター、焼酎などで割って、お気に入りのグラスで。
昼下がりの家事の合間に、あるいは大切な方を最初にお迎えする「ウェルカムドリンク」として。
夜風が気持ち良い季節の晩酌にも。
自家製ならではの角のない優しい甘みと爽やかな酸味が、喉を潤すとともに、心まで静かに満たしてくれます。
番外編:夏の食卓を潤す、もう一つの手仕事「涼やかな浅漬け」

甘酸っぱいシロップでカラダを潤したあとは、夏の食卓に欠かせない「お漬物」を仕込んでみるのはいかがでしょうか。
実は、このWECKのキャニスター、シロップ作りだけでなく日々の常備菜やピクルス、
浅漬け作りにもこれ以上ないほどぴったりな道具なのです。

ガラス製で匂い移りや色移りが少ないため、お酢や塩気の強いものを仕込んでも安心。
そして何より、冷蔵庫の中にこの美しいガラス容器が静かに佇んでいるだけで、夏の台所仕事のモチベーションがぐっと上がります。


この夏、FOURGRACEから新しく登場した「無添加の浅漬けの素」を使えば、手仕事はもっと手軽に、美味しく。
旬のきゅうりや瑞々しいトマト、みょうがなどをざっくりと切ってWECKに入れ、この浅漬けの素をさらりと注ぐだけ。
ガラス越しに透ける夏野菜の鮮やかな色彩は、見ているだけで元気をもらえます。
シロップを育てる傍らで、今夜の夕食のための小さな仕込みを愉しむ。
そんな「甘い」と「美味しい」が循環する心地よい暮らしを、お気に入りのガラス瓶と一緒に始めてみませんか。

暮らしに寄り添う、愛せる道具

今回のような、果実を慈しむ手仕事の時間をよりいっそう格上げしてくれるのが、佇まいの美しい道具たちです。
私たちが選んだのは、ドイツの長い歴史の中で愛され続けてきた「WECK(ウェック)チューリップ型キャニスター」。

ぽってりとした丸みのある愛らしいシルエットでありながら、上質なガラス特有の凛とした透明感を併せ持ち、
キッチンにあるだけで「絵になる」存在です。

今回は、仕込む量や用途に合わせて美しく使い分けられる3つのサイズをご用意しました。
大サイズ(1500ml): たっぷり仕込んで毎日愉しみたい方に。ご家族でも。
中サイズ(1000ml): 場所を取り過ぎず、量も楽しめる中間サイズ。
小サイズ(370ml): 完成したシロップを少しずつ小分けにして食卓に出したり、浅漬けにも。
3つのサイズがキッチンカウンターに整然と並ぶ姿は、見るたびに「自分の暮らしを大切にできている」という、小さくも確かな幸せを運んできてくれます。
今年の初夏は、本物のガラスの美しさを纏った道具とともに、心地よい手仕事を始めてみませんか。

