秋の美しい習慣。” 重陽の節句 ”を暮らしに取り入れる

2025.8.15

重陽の節句

秋の始まりに、ちょっと特別な食卓を。

9月9日は“菊の節句”とも呼ばれる重陽(ちょうよう)の節句
長寿や無病息災を願い、秋の花“菊”を愛でる、日本の美しい習わしです。

近年はあまり耳にする機会が少ない節句ですが、実は食卓に簡単に取り入れられる季節行事
今年は、菊をテーマにした華やかなテーブルコーディネートで、重陽の節句を楽しんでみませんか?

重陽の節句とは?

重陽の節句は、五節句(人日・上巳・端午・七夕・重陽)のひとつ。
「陽数(奇数)」の中でも最大の数字“9”が重なる日=9月9日を、とても縁起の良い日として祝います。

古くは中国で、菊の花を酒に浮かべて香りを移した「菊花酒」を飲み、健康や長寿を願う風習がありました。
日本には平安時代に伝わり、宮中行事として菊を観賞したり、香りを移した綿(きせわた)を飾る風習も広がりました。より詳しい内容が知りたい方は昨年の重陽の節句の記事もチェックしてみてください→重陽の節句を楽しむ

菊を食卓に取り入れる3つのコツ

重陽の節句をおうちで祝うなら、ポイントは「色・形・高さ」
今年のコーディネートは、こんな工夫を取り入れています。

 

1.色をリンクさせる

重陽の節句テーブルコーディネート

菊の花の色(黄・白・赤紫)を、器や食材に取り入れると統一感が出ます。
例:黄色の菊花和え、赤紫の菊とリンクする茄子の煮びたし、白い菊を思わせる器。

 

2.器の形・色で季節感を演出

テーブルコーディネート

八角形や菊型の器、秋色の漆器などを合わせると、テーブルがぐっと上品に。
柔らかな水色や白磁菊の清らかさを引き立てます。

 

3.高さを出す飾りで華やかに

テーブルコーディネート

テーブル中央に菊のアレンジメントや手毬細工を置くと、祝いの席らしい華やかさに。

テーブルコーディネートと行事食のご紹介

① テーブル全景

テーブルコーディネート

深い赤のクロスをベースに、菊の花色(黄・白・赤紫)をリンクさせた食卓。

菊のアレンジメントや手毬細工で、高さと華やかさをプラス。

② 菊花和えの小鉢

瑞季 豆皿 青白磁

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小鉢に盛ったほうれん草の菊花和え

淡い白磁の器が、鮮やかな黄色の菊を引き立てます。

③ 栗ごはんのメイン皿

瑞季 木瓜浅鉢 青白磁

秋の味覚・栗ごはんは、白磁の輪花皿に盛り付けて。

菊の花を添えて、季節感とお祝いムードを演出。

④ 茄子の煮びたし

八角鉢 青白磁

赤紫の茄子に黄色の菊花をのせて。

八角形の器が、和の凛とした雰囲気を添えます。

⑤ 菊のアレンジメントと小箱飾り

錦彩 飾り玉(重陽)

菊柄の手毬細工と紅白の房飾り付き貝桶に三宝

テーブル中央に置くだけで、節句らしい華やかさに。

⑥ お吸い物

御殿吸椀 黒見返朱総菊

菊の形の大根を浮かべたお吸い物。

漆器の黒に映える黄色が、食卓全体の色をまとめます。

⑦菊花酒

楕円片口  大

菊をそっと浮かべた、節句の祝い酒。

透明なグラスに広がる黄色が、秋の始まりを告げます。

まとめ

重陽の節句は、決して難しい行事ではありません。
菊の花を一輪飾る、菊花茶を淹れる、栗ごはんを炊く——
それだけで、日常が少し特別に変わります。

今年はぜひ、菊と秋色の器をテーブルに添えて、重陽の節句をおうちで楽しんでみませんか。

重陽の節句テーブル